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先日、店舗の置くPC機器関連の備品をおつきあいのあるメーカーから直接買おうと見積もり依頼をしたのだが、ほとんど大手量販店と変わらなかった。
機器によっては、量販店で購入した方が安いものもある。
電化製品に関しては本当に、ビ○クカメラやヤ○ダ電機などの大手量販店は安い。
実際に自宅の家電製品もほとんど、量販店で購入したものだ。
そんな中で、昔は町内に1~2はあった個人の電化製品店は少なくなってきている。
皆さんの周りでも同じではないだろうか?
ただ、そんな中でも、生き残っている盛況な個人電化製品店はあるのである。
傾向としては、どちらかというと地方都市で、高齢者が多い地区が高い傾向があるが・・・。
電化製品の場合、基本的には同じ商品であれば、どこで買っても性能は同じだ。
飲食店のように、味の違いもないし、産地が異なることもほぼない。
それでも、あえて高い価格でも地元の電化製品店で購入する人はいるのだ。
それは、選択するのが人だからだ。
PCに判断させたら、価格面、アフターフォロー面を細かく計算して、量販店を選ぶだろう。
昔のように、電化製品がよく故障した時代なら別だろうが、最近の電化製品は初期不良をのぞけば、ほとんど故障がない。そうなれば、初期価格が低いものが選ぶのが計算上お得だろう。
逆に、故障が多ければ、融通がきく地元の電化販売店で購入する人が多いだろう。
要はニーズだ。、電化製品に対するイメージである。
自分は基本的にはメカに強いほうなので、電化製品はなるべく高性能なものが好みだ。
アフターフォローなどなくても、自分で説明書を読んだり、調べて自分で解決すれば良いと思っている。
なので、同じ製品なら価格が安いものを選択する。
ただ、すべての人がそうとは限らない。操作方法に不安を持っている人や、設置に不安がある人もいる。
「こんな時にどうしたらいいの?」とか、すぐに聞ける人が身近にいたら頼もしい。
特にお年寄りは、よりその傾向が高いだろうと思う。
ニーズは電化製品を購入することではなく、電化製品を使いこなすことなのだから。
使いこなす自信がないのであれば、そこまで考慮して電話一本でその日のうちに来てくれる地元の電気店で購入するわけだ。
そしてそのような電化製品店では、定期的に自ら訪問して、電化製品の使い方や設定などをレクチャーしたり、不具合などがあれば修理をしている。。
そんなに畏まったものではなく、お茶でものみながら、TVのカラー調整をしたり、時には仕事を離れて棚のぐらつきを直したりとコミュニケーションをとっているのである。
当然、そのような交流を通じて、お客さんの立場としては「普段からよくしてもらっている」という心理から、次回購入する際も、その販売店で購入する。また、お客さんを紹介してくれたりもする。
つまり、個人販売店では販売価格では量販店にはかなわないが、サービス&コミュニケーションという付加価値でお客さんを獲得しているわけだ。
価格勝負ではなくサービスや、個人店でしか出来ない対応でお客さんのハートをつかんでいるのである。
大切なのは購入する者も人なのである。「個人の購買決断は100%感情で動く」ではないが、計算ではなく心が意思決定をしているわけだ。
飲食業も様々な形態(ファーストフード・スタンド店・フルサービスレストラン)があるが、少なくともファーストフード・スタンド店以外では、値段や味だけではなく、そのお店の姿勢であったり、サービスレベルといった部分が大きなウェートをしめている。
割引クーポンやドリンクサービスという販促も、時には有効だが、本質はそこではないと思う。
クーポン券などは、簡単に実施できるし、効果も即効性があるかもしれない。
ただ、簡単に出来る(手に入れる)ものは簡単に失うというのも、現実である。
もっと、そこに着目する必要があるのではないだろうか