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今では当たり前のようにコミック本はフィルム包装されて販売されている。
目的は立ち読み防止と本の汚れを防ぐという意味がある。

自分が学生の頃はまだフィルム包装されていなく、本屋では立ち読みをしている学生がいっぱいいた。
それを本屋の主人が、本にハタキかけながら無言のプレッシャーをかけてきて、その空気を感じて退散するなんて風景があったものだ。

しかもコミックを購入すればしたで、中におりしわがあったり、汚れがあるなんてことは日常茶飯だった。
なので本を買うときは必ず、下のほうにあるもの(立ち読みされていない)を購入する。
立ち読みされて汚れのあるコミックは永遠と売れ残ってしまう。

書店の店主の中にもコミックにカバーをかけられないかな?と考えている人はいたようだが、「コミック本は包装したら売れない」という業界常識があった。

書店の経営者も、立ち読みをされるのは迷惑な部分はあるが、中には購入してくれる人もいる。
それがいきなりカバーをつけることで、そのお客さんに反感をかったりすることを恐れていた。

そんな中であるベンチャー企業が、フィルム包装機「コミックシュリンカー」という包装機械の製造販売を始めて今では業界シェア90%をしめているという。

しかし、すぐには売れなかった。ほとんどの書店主は「フィルムで包んでしまったら、売れる本も売れなくなる」と関心を示さなかったという。

 それでも、諦めなかった。わずかな数にせよ、購入してくれた書店での顧客の反応を見て、「お金を出して本を買うお客さんは、きれいな本を望んでいる。フィルムで包んだら売れないというのは、先入観にすぎない」との確信を得たためである。
 
 実際に機械の性能を上げ、使い勝手をよくすると、徐々に売れ始めた。売れ行きに拍車がかかったのは初号機の発売から約2年後。大手取次の調べで、フィルム包装により書店でのコミック本の売り上げが約15%伸びることがわかってからである。
 
  しかし、同社の真髄はそこからである。機械だけなら、マネして作ろうとすれば、後発メーカーでも作れてしまう。市場占有率を維持するためには、その先を行く必要がある。そこで、客先である書店に対し、ただ機械を売るだけではなく、サービスに努めるようにした。その際の行動規範は「お客様に喜んでいただく」ことである。

 たとえば、何かの理由で客先の機械が故障したとしよう。このようなとき、同社では連絡を受けると、すぐに代替機を宅配便で送る。機械の修理や故障の因果関係の追求も大事だが、それが何よりも客先が一番喜ぶ行為だと考えるためだ。

また、書店の開店時には大量の包装が必要になってくる。そんな時に同社は機械に加えて担当営業マンが手伝いにいくという。もちろん無償で包装を手伝う。時には泊まりがけになる場合もあるが、「生涯顧客をつくるための必要経費」と割り切っているという。

 「お客さんが包装機を買うのは、機械が欲しいためではなく、本をフィルム包装することで、少しでも売り上げを伸ばしたいと思うからです。こうしたお客さんの意向を汲み取り、これからもサービス重視の姿勢を貫く」同社社長。
 
信念を持った行動、お客様の立場になって考えるということがもたらした結果だ。

業界の常識は概念は大切にしなければいけない部分はあるが、それに縛られてはいけないということだと思う。
既成の考えでは既成のものしか生まれない。
新しいものはその既成を壊す(ブレイク)ところから始るのだ。

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