先日の焼肉チェーン店での食中毒事件の影響で、飲食店の衛生管理の強化が業界的になされている。
当社でも衛生管理のマニュアルや定期的な健康診断、業者による衛生検査などを実施しているが、改めてマニュアルの見直しを行う事になった。
T波統括店長、開発担当のM林くんが中心になり、取引業者の洗剤会社の方にも協力して頂き、ほぼ完成系ができた。
衛生検査の結果をもとに、T波統括が店舗を周り現状把握と問題点の洗い出し、それをM林くんと話し合い作り上げた。
これを取引業者の衛生管理担当の人に最終チェックしてもらい完成する予定だ。
かなりの突貫の短時間での仕上げである。
もちろん、日々ブラッシュアップしていく事も必要だが、梅雨や夏を迎える中で、より衛生管理面の徹底を強化していく意識付で、このスピードは必要だ。
本当にご苦労様と言う言葉を送りたい。
普段、キッチンに立って日々開発をしているM林がPCの前で格闘している姿をみると頭が下がる思いです。出来ればマニュアルに沿ったDVDも作り直したい!
編集は俺がやるから!なんて!
現場でも、より衛生管理に気を配り、出来上がったマニュアルを大いに活用して欲しい。
さて、方法論のマニュアルは出来た。
あとは、その方法論(形)に魂を入れる作業が残っている。
「仏、作って魂入れず」という言葉がある。
どんなに美しい仏様の仏像を作ったとしても、魂を入れていなければ、それは仏様ではなく、単なる置物の仏像になってしまう。
形と中身が揃って始めて意味を成すのだ。
これは自分が以前携わっていた、営業の仕事でもそうだし、料理もそうだし、なんの仕事でも言える事だ。
サービスでいえば、マニュアルに従ってお客様に接する事が必要だが、ただマニュアルに沿ってだけの対応と、奉仕の精神(ホスピタリティ)を持って接するのでは、お客様の印象も変わってくる。
その精神があれば、もっとお客様に喜んで頂けるサービスやオペレーションの発想も出てくる。
笑顔も変わる、発声も変わるし気遣いも変わる。
料理で言えば、美味しいものを提供したいと言う気持ちを持って作るのと、単純に作業手順に従って作る作業では、1個、2個料理を作るのではオペレーションが確立された状況ではあまり変わらないかもしれない。
ただ、これが数百、数千になれば大きな差になる。
それが、料理と言うものだと思う。人が人に提供するものだから。
料理に関する満足度がAが87%、Bが88%、1%の違いだが、それが100名であれば、数字上の事だが100%。
1000名なら1000%の差がでる。1万名ならその10倍。
10万名なら、更にその10倍=100000%
たった、1%の違いでそれだけの差がつくのだ。
ただ、これはかつてしていた営業の仕事での例えを飲食に置き換えただけで、営業では1%の小さな差が、プラスに働くという話し。
基本、飲食店では「お客様に来て頂いてから」からが勝負と考えたら、プラスになるという話ではなく、マイナス=お客様を失うと言う事。
味見を定期的にするとか、盛り付けに気を使うとか、そんな細かいところから始まって、料理の知識の取得、仕事の楽しさを感じると料理の発想からや、料理に対する思いが変わってくる。
今いる既存の店長も、そんな内面的な変化や知識の取得、喜びと言う成長を通じて成長をして来たのでは無いだろうか?
飲食業しか自分は出来ないというマイナスの発想ではなく、飲食業が好きで転職をしてまで飲食業に携わるのは、そんな自身の成長やスキルを感じて、またその職業に楽しみを見出しているからだろう。
また、自身の可能性を信じてのこと。
それは、形ではなく内面(スピリットや魂、思い)が動かしている。
…と自分は思っている。
バイトだから、そこまではとかじゃなく、そんな仲間を増やしていける環境を作って行こうぜ。
バイトだからこそ、俺たちの理念や夢や経験を伝えよう。
みんなで!
なんか、いつものように話がづれたなぁ。しかも長い。
自宅PCのキーボードが壊れて、Ipadでの入力が板について来たので調子にのってしまいました。
何はともあれ、マニュアルにプラスして魂(心構えや意味合い、喜び)を伝えていこう。
温かくなって来ましたので、より一層の現場での衛生管理の徹底お願いします。