当社に二十数年前に入社し、一番迎えたくなく、一番悲しい日になってしまった。10月22日。

今だに受け入れることが出来ない自分があります。

坂入享一社長との始めての出会いは、10周年記念の椿山荘。

第一声は「ちゃめっけタップリに、杉山君のお陰で食べさせてもらってます」と。

前月の営業コンテストでいい数字を出していたからかもしれない。
だから最初の印象は物凄く物腰が柔らかい印象。

その後、幹部になって、社長に近くなるほど、ケチョンケチョンの怒られたり、励まされたり、仕事の意味合いを教えられて、そしてアホみたいに飲み歩いて。

時にはこのクソオヤジと思った事もありましたが、本当に尊敬できる、大好きな社長でした。

特に個人的な事になりますが、自分の父親は19歳の時に倒れ、ほとんど寝たきりで2年後になくしています。

親父と酒を飲んだ事もありませんし、仕事の話もあまりした事がありません。仕事を通じての夢や人生の夢や目標も話した事がありません。

そんな中、時にはケチョンケチョンの怒られたり、夢を語ったり、仕事の考え方を教わったり、人生の師で、ある意味親父みたいな存在であったと今思ってます。

ただ、坂入享一が逝ったいま、そのイズムを継承するのは我々しかいません。悲しみに暮れてるのは、享ちゃんの本望ではないと思います。

とは思っていても、茫然自失の中、何気なくGoogleで坂入享一と検索していました。

そしたら、東京純豆腐の日経MJの記事を参照したライターが書いたメルマガ記事を発見。
MJの取材は自分が受けたのですが、それを社長を題材にメルマガにしているものは始めて見ました。

一部内容が間違っている部分が有りますが、坂入社長の考えを上手く表現できていると思います。

以下、メルマガ文章です。

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1967号 ◆◆◆

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    ~~~【兵法マーケティング 今日のポイント】~~~
           知らないからこそ強いのだ。
          大胆にチャレンジすべし。
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━━━━━━━━━━━━ 2010年1月10日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(15面)
■□■   「素人目線」で店づくり   ブラスアンドカンパニー  
□■□       伝統的手法にしばられない商品生み出す
────────────────────────────────

今日は、韓国家庭料理“スンドゥブ・チゲ”専門店「東京純豆腐
(トウキョウスンドゥブ)」が好調なブラスアンドカンパニーに
関する記事です。

■なかには1日の座席回転率がレストランでは異例の12~13回転する店
 もあり、若い女性を中心に人気だ。

■「東京純豆腐」は20種類超の鍋料理が最大の売り。

■坂入亨一社長がニューヨークで偶然食べたスンドゥブに着目、日本で
 は知名度が低いことからビジネスチャンスがあると考え、2006年に
 東京都内で1号店を開いた。

■「ぼくらは素人集団」。立ち上げから経営全般にかかわる杉山浩之
 商品部部長‥‥。杉山部長の以前の担当は教育事業だった。調理責任
 者も経験がない人間が就いた。‥‥本場の味を知る人間には驚きとも
 いえるスープの作り方に表現されている。

■参考にしたのは「日本で根強い人気のあるラーメン」(杉山部長)。
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    ~~~【兵法マーケティング 今日のポイント】~~~
           知らないからこそ強いのだ。
          大胆にチャレンジすべし。
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━━━━━━━━━━━━ 2010年1月10日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(15面)
■□■   「素人目線」で店づくり   ブラスアンドカンパニー  
□■□       伝統的手法にしばられない商品生み出す
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今日は、韓国家庭料理“スンドゥブ・チゲ”専門店「東京純豆腐
(トウキョウスンドゥブ)」が好調なブラスアンドカンパニーに
関する記事です。

■なかには1日の座席回転率がレストランでは異例の12~13回転する店
 もあり、若い女性を中心に人気だ。

■「東京純豆腐」は20種類超の鍋料理が最大の売り。

■坂入亨一社長がニューヨークで偶然食べたスンドゥブに着目、日本で
 は知名度が低いことからビジネスチャンスがあると考え、2006年に
 東京都内で1号店を開いた。

■「ぼくらは素人集団」。立ち上げから経営全般にかかわる杉山浩之
 商品部部長‥‥。杉山部長の以前の担当は教育事業だった。調理責任
 者も経験がない人間が就いた。‥‥本場の味を知る人間には驚きとも
 いえるスープの作り方に表現されている。

■参考にしたのは「日本で根強い人気のあるラーメン」(杉山部長)。

■「来店客の8~9割が女性」(杉山部長)というターゲットを絞った
 作りも他の韓国料理店にはない強みだ。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!

ネットで調べてみると、純豆腐(スンドゥブ)というのは、
固まる直前の軟らかい豆腐、日本でいう「おぼろ豆腐」のことであり、
さらに、この豆腐を入れたチゲ鍋の意味でも使われるとのことです。

ブラスアンドカンパニーの坂入享一社長がニューヨークで食べて、
日本ではまだめずらしい料理であることから、
日本での展開を決めました。

外国に行き、

「これを日本で売れば売れるのではないか」

と思いつくことはめずらしくありません。
思いついた後にやるかどうかは、ひとえに、

・行動力

にかかっている、といってよいでしょう。
やらない人というのは、

・出来ない理由

を数え上げて、やらないものですが、やる人は、

・どうしたら出来るか

と考え、困難と思われる部分をつぶしていきます。
坂入
社長は後者のタイプです。

ところで、このように外国で新しいものに出会い、
日本で販売しようとするときに、大きく2つの選択肢があります。

・本場のものをそのまま売る
・日本人向けにアレンジして売る

です。

「東京純豆腐」では、

・本場の味を知る人間には驚きのスープ

を採用。つまり、日本人向けにアレンジしたのです。

もしも、本場の味をそのまま持ってきて出したらどうだったか?
私は、そこらの韓国料理店の中に埋没してしまったのではないか、
と思います。

美容学校など教育事業が主力という同社。
「東京純豆腐」の商品部長はもともと教育事業の出身。
調理責任者も経験が無かったとのこと。

もともと、外食専門の会社ではないので、
こういった人材を責任者として当てざるをえなかったのでしょう。

「外食のことは知らないから、やらない」

とも簡単に言えるところですが、おそらく坂入社長は、

「自分の頭で徹底的に考えて、好きにやってみなさい」

と指示したのではないでしょうか。
そして、本人たちは極めて柔軟な発想で、

「日本人に人気のラーメンに近づけてみよう」

と考えたものと思われます。

同社は、

・美容学校
・雑貨店
・飲食店

と、事業内容はバラバラですが、
固定観念に縛られない会社運営をされているのが魅力です。

東京純豆腐
⇒ http://www.tokyo-sundubu.net/top.html

ブラスアンドカンパニー
⇒ http://www.brosandcompany.co.jp/

●さて、あなたは、

・知らないこと

が目の前に現れたとき、逃げていませんか。

「慣れていない」
「やったことがない」
「まったく分からない」

などということを着手しない理由に挙げるならば、
今後、何も新しいことを始めることができないでしょう。

世の中に先生がいないことにこそ、ビッグチャンスが隠れているのです。
素人であることを強みとして、果敢に取り組みましょう。

【孫子の名言】「以(もっ)て戦うべきと、
        以て戦うべからざるとを知る者は勝つ。」(謀攻篇)

───────────── 今日はここまで (^o^) ─────
教育事業中心で30年やってきましたが、企業理念も最近変更されました。

「私達はお客様に愛され喜んでいただける商品を開発し提供する
それをもって社会の信用を獲得し社員スタッフの幸福を実現する」

と、社長が作りました。

自分はこの企業理念に感じることは、お客様に愛される事が我々に帰ってくる。

社会の信用を獲得し社員スタッフの幸福を実現する。

本当に坂入社長らしいという言葉です。

生前、坂入社長は、スンドゥブと出会ったり、構想する時によく「降りてくる」と表現を使いました。

今度は一生懸命頑張って行き詰まってしまったときは、笑いながら、怒りながら、享ちゃんが降りてくるかもなんて個人的に思ってます。

坂入社長の望みはお客様に愛される商品開発、サービス、ここに集約されてます。

それが、当社の幸福につながり、スタッフの幸福に繋がります。

我々は、この坂入社長の残してくれた、理念、スピリットを継承し、そして発展させて行く使命があると思います。

いつか、天国から常に見ていてくれる、坂入社長に笑顔で、良くやったなぁという、言葉が降りてくるまで。

皆で協力して頑張りたいと思います。

享ちゃんみてろよ!

今こそ、力を集約して一丸となって、坂入享一社長の思いをスタッフに伝えて、その思いがお客様に伝わるようなサービス、仕事をして行きましょう。