事業をやる上で、理念と並んで使命感って大切だと思っています。
昨日の話にも通じますけど、企業はNPO法人と違って、100%利益を追求するわけです。
これは当たり前ですよね。
ただ、利益を得るためには、お金を払ってくれる人に、それ相当の価値や、それ以上の
価値を与えて初めて成り立つのだと、自分は思っています。
これは先代社長にも教えて頂きましたが、商売の基本だと思います。
お金を頂く人に、満足していただいくのが前提です。
で・・使命感の話に戻りますが、例えばこの事業で成功してくれ、発展させてくれと
会社や上司から使命を与えられたとしましょう。
直接的な部分では利益かもしれません。
でも、一度自分に何ができるかを噛み砕いて、考えて見て欲しいな。
自分が何ができるか、そして目的は同じであっても、それを自分なりの解釈をして
自分の今やる使命感とする。
ちょっと難しい表現になってしまいましたが、
例えば、東京純豆腐の店舗を立ち上げた時に、みんなで話し合って、スンドゥブを国民食
にする、東京発信のスンドゥブだ~~!
って、コンセプトが決まった訳です。(商品開発と同時進行ですがね)
で、自分はどう思ったかというと、韓国料理を何十年もやっている、大先生料理人には
到底知識や技術では勝てるはずがない。
・・・ていうか料理好きでも、飲食業の経験が全くない。
もちろん、本を買ったり、食べに行ったり色々と研究はしましたが、
それでも、優位性は絶対にないと解釈しました。
そこで、ダメならダメだけど、プロに匹敵するラーメンの知識、つまり日本の国民食の
知識と、営業時代に培った、マーケティングなんていうと大げさだけど、そこで勝負を
しよう。
そして自分の解釈を踏まえた、使命だと心にきめたことがあります。
もっと、気軽に一人でも入れるお店づくりを作ろうと、事業部で決まりスタートしました。
ラーメンって、トッピングをふくめて様々なものがあるよね。
本場のコピーじゃなくて、とっぴだけけではなく、韓国の大先生料理人には思いつかない。
そして、メチャ美味しい、そしてライトな感覚で食べに来れる。
それが東京純豆腐の自分の原点です。
そこから、当初はチーズスンドゥブや、味噌バタースンドゥブであって、
油揚げが入っていたり、貝柱、エビなんかも入っているわけです。
トッピングも沢山あるわけです。当時スンドゥブにトッピングなんて発想は
世の中になかったです。
スープも韓国料理を参考にしていますが、それだけじゃないし。
で、なにが言いたのかと言うと、組織での役割や使命があったとしても、
その役割や使命を、自分なりに解釈して、今ある自分、将来に自分がどんなことができるか
そして、どうありたいか、一度考えてみて欲しい。じっくりと。
使命って与えられるものではなくて、自分で与えるものだと思うんだよね?