自分も事業部長のH山さんも、以前から何かのメリットをつけて、
それをフックにお店にきてもらうような戦略はあまり好きではない。

そもそも飲食業界で一般的に言われているフックなんて言葉は
大嫌いです。

簡単に言うと、クーポンをつけるとかいうやつです。

その思いは色々とあるんですが、それって、本質じゃないじゃない
ですか?

割引が目的のお客様に来ていただいても、それで終わりなら意味無いですからです。

逆に既存店なら、他の常連様に対して、申し訳ない気持ちがあります。

だから、本質的にはお客様を呼び込むためのクーポンとか割引特典ってのは

あまり好きでは ありません。(既存のお客様への還元は別ですが)
ただ、最近になって・・・いまさらですが「きちんと意味と目的」
を踏まえてやればいいのかなって、ニュアンス的に分かりかけています。

その意味と目的っていうのは、お客様は「なにかの店舗情報」より
それにプラスアルファがあったほうが行動するキーになるのだと思
います。

自分もそうですが、決まった店があったら別ですが、そうでなけれ
ば、料理のジャンル、お店のコンセプト、雰囲気、どれも一緒なら
ば特典っていう部分に左右されるかもしれません。

スチュエーションにもよりますが、そんな選択しも1/30のか
も知れないのもわかります。

そして、チラシを配っている人が、それを武器に少しでも受け取っ
てもらえる人がいるなら、それもありかなとか、最近思い始めまし
た。(こっちのほうが大きい)

なぜ、本質的に嫌いな自分が「ゆらいだか?」

池袋東通りの人気店、Apizzaの責任者の平井さんにこんな事をいったことあ
ります。

Apizza本店

平井さんとはかつての営業部時代の同僚、そして俺の後輩です。

「平井さん、本店リニューアルで閉じてんだから、ジンギスカンの
張り紙(宣伝ポスター)貼ろうか?」
そして、紹介してよって!

Apizza本店と東京ジンギスカンは、200m離れていません。

そんな事を安易に思って雑談の中で言ったんですが

「全然、大丈夫だしドンドン宣伝しますよ」

「ただ、お客様を紹介する以上、残念な思いをさせちゃいけないし、
Apizzaから紹介するってことは、Apizzaが基準になってるから、そ
んなお客様をがっかりさせたくないんですよね」

なんて、自分は受け取れたんです。平井さんの言葉は違いましたが、
そう感じました。

確かに、オープンして間もなくて、決して褒めらたオペレーション
ではなかったので、納得できました。

現在は違いますけどね。

じんぎす

Apizzaでは特典付き、特典なしにしても、チラシをもの凄く配ってい
るのです。

そして、配っているだけじゃなくて、それを見てくれた人、来てく
れた人を凄く大切にしている。

それがリピーターになって、新しいお客様をつれてくる。
そうなんです。そして、平井さんは決してフックなんて安易な
言葉は使いません。

中には戦略とか戦術とか言いながら、クーポン付きのチラシ等を
「配る事に」が戦略とか考えがちです。

大切なのは、それを片手にご来店された、お客様にフォーカスを与
えてファンになっていただくことなんだと思います。

そこはApizza本店はできているのかなぁ~なんて感じてます。

振り向いてもらった後が大切なんです。

どんなに良いものでも、着目してもらえなければ、ただの裏山のゴ
ミです。皆、気がつかない。
そんな時に振り向いて、自分を見てもらえてからが勝負じゃん!

その手段だよね。

あくまで、チラシ配りでもWEBでも、もちろん情報収集という意味
合いはお客様はあると思うけど

振り返ってもらう(知ってもらう)一つの手段なんだと思う。

だから、フックなんて言葉は使っちゃいけないし、もっとなんでチ
ラシをまくのか、なんで特典を付けるのかを明確にしないと!

そして、そんな経由して来てくれたお客様にどう接するか?
振り返ってもらってから、そこからが勝負なんだと、凄く当たり前
だけど平井さん、思い出させてもらい、ありがとう!