ブログごぶさたしていました。
2015年も2ヶ月を過ぎましたね。
プライベートで年末から色々とあって、結構ハードな日々を過ごしていました。
で、
屋号に関して書きたいと思います。
屋号って、単なる思いつきで付けるってパターンもあるけど、深い意味をもつこともあるんですよね。
まずは
東京純豆腐
スンドゥブ(純豆腐)って、いうのは韓国の家庭料理です。
どちらかというと、チゲ(鍋)という部分ではメジャーではありましたが、韓国料理店でも「スンドゥブチゲ」はあまり、メジャーな存在ではありませんでした。
自分もこの業態を立ち上げる時に、1週間に8食レベルで韓国料理屋さんに食べに行きましたが、メッカの新大久保でもスンドゥブと表記はほぼなく、豆腐チゲというメニュー名でした。
で、自分の認識ではスンドゥブの専門店は、実はロサンゼルスのコリアンタウンで、広がったと聞いています。
韓国では料理の一つであったスンドゥブを、ロスで当時ヘルシーで健康的ということで「豆腐ブーム」がありましたが、そのタイミングで、ある韓国人の女性がいままで、家庭料理・韓国料理の一品であったスンドゥブに着目して専門店をつくり、流行りました。
そのモデルを、逆輸入して、韓国のブッチャンドン通りに専門店ができたと記憶しています。
なので、スンドゥブっていうのは生まれは、韓国ですが、専門店っていう部分ではロスなんですよね。
ラーメンに似てるやん!
これって、自分が開発するにあたって、強く思ったのは
韓国やロスのコピーをつくる。
いわゆる、本場の味ってヤツです。
ってか、本場の味ってヤツで勝負しちゃ、本場の雰囲気や自分の調理の経験からしたら、絶対に勝てるわけありません。素人なんで。
本場の味っていっている時点で、繁盛店はできるかもしれませんが、文化は作れません。
当時、会社のメイン事業は「教育事業」であり、自分も15年位かかわっていて、全くの飲食素人集団ではありますが、当時の社長が「スンドゥブ」の美味しさを日本の方にも幅広く知ってもらいたい。
そして、ラーメンやカレーのように「日本の国民食にしたい」と思って試行錯誤しながら、一号店の青山店をオープンする運びとなりました。
東京発のスンドゥブ。
なので、東京とつけました。
そしてかつて、中華料理の一品であった「ラーメン」に着目して、さまざまな日本独自のラーメンが生まれたように、日本の食文化となれるよう、韓国料理の枠にとらわれずチャレンジするスピリットで挑んでいます。
よく、雑誌やTVの取材などで、「日本人向けにアレンジをして成功している」なんて表現されるんですが、自分は否定しませんが、自分はそんな気は実はなくて
美味しいのは万国共通だと思うし、もちろん失敗もあるかもしれませんが、俺たちは「美味しいスンドゥブをつくって、日本の国民食にする」
だって、食文化をつくるためにやってんだもん!
それだけ!
だから、みてる視線が違うから、チャレンジしてるんですよね。
よく、2chとかで、なんで韓国料理なのに東京なん?
なんて書かれることもありますが、俺たちは東京発のスンドゥブを発信する。
それがマストです。
東京純豆腐の屋号の由来でした。
追伸1
もう、9年前になるかな。
スンドゥブにチーズをいれたり、バター入れたり、韓国料理を冒涜しているみたいなメールをいただきました。
その後、トマトをいれたり明太子をいれたり。
でもさ、伝統とか先人の教えを大切にするって、大切だけど「新しい可能性」を追求するってこと大切じゃないかな。
ラーメンなんてどうなん?
スマホなんてどうなん?
時代や文化ってのは、学ぶことは必要だけど、学んで終わりじゃなくて、必ず作る人がいるんだから、俺たちは作り手になりたいと思っている。
今はメールをいただいた韓国料理屋さんでは、チーズスンドゥブ出してますけど。
そんなんには俺は死んでもなりたくない。
追伸2
結構、名前の由来を知らない人が多いです(スタッフも)
今回長文になってしまいましたが、後日他のブランド
Thais
Apizza
0,19渋谷
東京ジンギスカン
羊肉酒場0,19
も、書いていきたいと思います。
で、ブラスアンドカンパニーという社名。
実はそこが一番知ってもらいたい部分なので、そこも合わせて書きたいと思う。
っか東京純豆腐、思い入れがが深すぎて、長くなってしまったです。