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遠い昔、立ち飲み屋というと古びた酒屋の横で、魚肉ソーセージをつまみにコップ酒を一杯ひっかけるといったイメージがあった。もちろん、お客さんは中年のオッサンばかりで、女性客はいないし、20代の若者もいない世界。

実際、自分が小学生の頃、親父と縁日などに出かけると必ず立ち寄ったものだ。
親父はコップ酒、自分はオレンジジュースで一杯。つまみは決まってフグの珍味とサバの水煮。まわりのお客さんは年配の方ばかりで、おそらく自分は史上最年少の常連だったことだろう。

小学生だった自分は、まわりのお客さんにも可愛がられて、よくお菓子などをおごってもらったものだった。
ただ、印象としてはキタナイ店内、女性は勿論のこと、スーツ姿の人もいなく、3回に1回は金も無いのに飲んで、店主にどやされる人がいる・・・。なんとなくではあるが、立ち飲み屋さんてあまり明るいイメージはなかった。
つまみも、缶詰やソーセージ、珍味類といった出来合いのもので、調理品もない世界。

しかし、ここ4~5年の間におしゃれな立ち飲み屋さんや、きちんとした料理を出すお店も出てきてなかなかあなどれない。女性客や学生の利用客も増えてきている。

自分の行ったお店で、2件程関心するお店がある。

1つは自分が渋谷にいたころ、よく寄っていた富○屋本店というお店です。
ここの凄い所は、スタッフのチームワーク。なんせ60名近いお客さんをたった3名でまわしているところです。
サラダの注文が入ったり、揚げ物の注文が入ったり、本当にてんてこ舞いな状況の中でも着々と注文をこなしていきます。圧巻なのは揚げ物で、1人が注文を受けて揚げ油に商品を入れる、そこでまた他の注文が入りその人が調理を始める。揚げ物はというと、他の人が時間を見て油から上げる。お客さんに商品を提供する。

アウンの呼吸というか、自分の仕事だけではなく、他のスタッフの仕事も全て把握してチームワークで仕事をしている。まぁ、お店のスタッフも年配の方で「この道何十年」といった方ばかりで、本当に手馴れています。
そうでなければ、3名で60名のお客さんを相手に出来ないでしょう。
本当プロの仕事といった感じを受ける。

もう、1件は新宿店のそばにある日本○生酒場。ここはいついっても満員の繁盛店。
お客さんの層も女性客のグループ、若者と昔の立ち飲み屋のイメージは全く無い。
料理も大変おいしく、そこらにある居酒屋では対抗できない品質のものを提供している。

ただ、なんといってもここはスタッフが凄い。元気がある、よく気がつく、生き生きしている。
初めていった人は、そこで感動してしまう。
昨日もH山部長とTさんと行ったのだが、お酒を飲み終えると、すぐにドリンクオーダーを取りにくる。
さりげなく、嫌味ではなく思わず「ありがとう」「サービスしてもらっている」という感じがあるので、もう1杯となる。たった2時間ばかりの時間で、灰皿の交換は10回以上もしてもらった。
本当にスタッフが誰に言われるでもなく生き生きと自ら動いている姿をみると、ついつい酒もすすんでしまうものだ。
共通した意見として店名にも現れているが、「元気をもらいに来る店」といった感じだ。
お酒を飲むという目的だけでは「元気をもらえる」という付加サービスがついている。繁盛するわけである。

飲食業といっても様々な業態があり、ホテルと居酒屋、イタリアン、専門店、それぞれ使用目的も違うし、サービスの形態も異なるので一色多には出来ないが、プラスαの魅力が必要である。

そのプラスαは何か・・・。それは人だと思う。

表現の方法は違っても、飲食店に働いているスタッフが、楽しく目的を持った仕事をすれば、おのずと満足がいくサービスが提供できるし、気持ちがお客様に伝染して楽しい気持ちになっていただける。

そんなことを思いながら、呑み終えていざ精算。

3人で15000円!! 立ち飲みで1人5,000円。飲みすぎだよ・・・。