たかが、料理、されど料理。

自宅でスンドゥブ研究2

開業前:自宅でスンドゥブ研究日々

ウチの(東京純豆腐)が雑誌や新聞などに紹介される時に、

「日本人向けにアレンジされて」

なんて表現される。

お客様のブログなどでも肯定的な意味でそのような表現をされることが多い。

それって、結局「受けている」「独特の味」「美味しい」というくくりなんで、別に嫌な思いはないんですが、自身の持っているニュアンスとは違います。

創業当時、調理長とベーススープの味を作った。

そこから、自分の味覚を信じてチーズスンドゥブとか、味噌バターなど他の韓国料理店には無いメニューを作り、「東京純豆腐」は飲食業界にデビューした。

トマトの入ったスンドゥブとか、イカスミのスープの黒いスンドゥブなども、作ったりした。

当時は食べてもいないのに、邪道だとか、気持ち悪いとかWebに書かれたこともあった。

それが、今ではスンドゥブに「チーズ」「バター」は専門店では当たり前になってきている。

「明太子もしかり」

スープが味噌ベースと塩ベースから選べますなんてお店も増えて来ている。

恐らくコンビニエンスストアでは初となる、スンドゥブの素ではなく、温めればそのまま食べれるスンドゥブをサークルKサンクスと共同開発させてもらったが、東京純豆腐らしさを出したく、「明太バタースンドゥブ」

明太子とバターをスンドゥブに入れてお客様に提供したのは、ウチが恐らく初めてだから。

大変好評をいただいている。

今後も、色々な形でスンドゥブを国民食に出来るように、努力していきたいと思う。

味もそうだが様々なアプローチをしていきたい。

ここで、話は戻って「アレンジ」という部分だが、アレンジなのかもしれないし、文章でまとめやすいというのもあるので、そこに対しての不満はない・・・・。

でも、違和感は個人的にはあります。アレンジってオリジナルがあって、それを変化させているだけ・・・みたいなイメージがあります。

だって、本場の味に対抗するというか、本場の味をコピーするのなら、自身の料理哲学から外れてしまうから。

自分は自身が美味しいと思う観点で、色々チャレンジしていきたいから。
それが、韓国料理でなくても思っている。

だって、それなら本場の調理人を連れてくればいいし、多店舗でやるならマーケティング的な視点も欲しいと思ったから。

もちろん、韓国やアメリカに行って、いわゆる本場の味というものを食べての想いです。

でも、そんな本場の料理人を連れて来て多店舗で成功している所はあまり知らない。

つくるのは料理人だけど、食べるのはお客様なんだよね。

目指しているのは日本のラーメン文化だから。

ラーメン好きの自分としては、幼少期の中華屋さんでしか食べれなかった中華ラーメンが、沢山の専門店で個性があって美味しいラーメン屋が増えた背景を目に見て来ている。

30年前は、ラーメンは中華屋さんで、業務用のタレで作ったもので、どこで食べても同じようなものだった。

それが、いまではラーメン専門店が全国に沢山できて、ラーメン文化が出来ている。

誰が、そんな文化の口を切ったのか分からないが、日本のラーメンは中華そばのアレンジと言うなら違和感があるだろうと思う。

それは創造だと思う。

確かにラーメンという部分だが、独自に創造した部分。

スンドゥブはまだ、そんな文化には到底そこまでなってないので、アレンジとか言われてしまうのだが、スタッフに創業の想いを少しだけ伝えたいと思う。

韓国料理のスンドゥブ。韓国の料理屋さんにいけばメニューに載って無くても注文すれば出してくれます。

それを専門としてロスで開業した人がいました。(ロスのコリアンタウンの韓国系の人)

豆腐ブームのロスのコリアンタウンで、スープなどを本格化して店舗で販売してロスでブレイク。

韓国に逆輸入されて、スンドゥブの専門店が韓国にも増えた。

そんなこんなで、社長がNYでスンドゥブにあって、美味しいと感じて事業にしたいと。

どうせやるなら、ラーメンの例ではないけど、文化をつくる位の勢いでって。

韓国料理かもしれないけど、日本発信のスンドゥブで。自分は日本のラーメンをイメージした。

なんで、屋号が東京純豆腐なんです。

東京発のスンドゥブ。

そんな思いがあります。

だから、韓国料理のスンドゥブは意識はしていますが、コピーをつくる思いはないし、中華のラーメンと日本のラーメン位の思考で自分はいます。

だから、挑戦していきます。

伝統的な物は大切にしていく。

そんな気持ちを持っていても、既存の概念や常識は打ち破っていくものだと思います。

スンドゥブメインとしている店が5年前にどれくらいあったのでしょうか?

コンビニで売られてる部分をどう想像できたでしょうか?

成し遂げたい、やりたいから、成し遂げる、やるという思考の転換があれば現実化するのだと思う。

まだ、まだ発展途上。

もっと、スタッフの意識を「スンドゥブを国民食に」という部分で共感してもらって、意識してもらって、頑張っていこう。

PS.先日はカミサンにサンクススンドゥブ買ってきたが、今日は自ら美味しいというこうとで、自身で買ってきました。

味にうるさくて文句が多い嫁が「美味しいから買ってきた」みたいな事を言ってくれるのは嬉しいです。

スンドゥブを広めるのは、店舗の展開も必要ですが、店舗に来れないマーケットにもアプローチが必要ですね。

多分、ラーメン級になるためにはそんな双方向の消費者との関係が必要なのかもしれません。

店舗は知らなくても、スンドゥブは知っている。

それもコンビニで!

そんなお客様が、たまたま通りかかってお店に入るって構図はラーメン文化では多々あります。

そんな部分も見ていきたいと思います。