これは飲食店に限らないのだが、業界の慣習や当たり前と思っていたことでも、ちょっと視点を変えてみると意外な発見があるものだ。
例えば立場を変えてみるという事。飲食店であれば実際に家族や友人と自分が働いているお店でお客様と同じ立場で食事をするとか、キッチンとホールを交代してみたり、調理するスタッフが洗い場に入るとか。
いままで見えてこなかった、気がつかなかった事に気付く。
新業態オープンで、洗い場に何日か入ったが、以外に付け合わせのプチトマトが残って来たり、残り物にはお客様のメッセージが残されてる。
これは、以前から言われている事だが、自分のように開発する立場や、調理する立場なら、たまに洗い場に入る事で感じ取る事が出来る。
また、自分がお客さまになることで、QSCの改善点がより明確に見えて来たりもする。
もう一つの視点は、新しいものを見る事。
飲食であれば、積極的に新しいお店に行って見る事も新しい発見がある。
それも自分への投資。
現実問題、そう毎日目当てのお店にいけないなら、気になったお店をインターネットなどで見るだけでも参考になる。
最近ではSNSや食べログなどで、お客様視点の言葉も見ることが出来る。
そして、お客で行っても悪いところばかり見ないで、最低限一つはいい所を見つける。
悪い所は誰でも気がつくし、だいたい似かよっている。そこは感じたとしても、自身で思うだけでいい。口に出すことはない。
悪い所って、ほぼ皆思う視点は一緒だし、ウチの店舗は気を付けようねと、そのレベルで終わってしまうんだよね。
でも、良い所って感じかたはそれぞれ違うし、良いことを考えたり話したりすることはドーパミンが出てるし話にパワーがでる。
そのパワーに共感して、ウチでも導入しましょうという協力者(スタッフ)が現れたり、
具現化する確率が多いのだ。(あくまで他店の話し、自店では悪い所に目をつぶってはならない)
つまり、今まで気づかなかったことに気付くチャンスが広がる。
なんで、そんな視点を変えてみる事の必要性を思った日でした。
お客様目線。
それは前提だが、そこで終わってはプロじゃない。
お客様が友達に話したくなる、連れて来たくなる。
飲食店は腹を満たすのが使命ではない、空間を通じて心を満たすのが使命。
お客様目線の延長じゃんと言われそうだが、そうじゃない。
自身の満足を人と共有したい。そこをもっとリードする事出来るお店。
そんなお店が生き残る時代だと思う。
人の購買動機も、AIDMAから AISASになったと言われている。
ちょっと、迷ったら視点を変えてみると良いかもしれない。
そして、自分は常にこれからも「変わり者」と言われても、色々な視点で物事を見ていきたいと思います。
自分にとっては「変わり者」とか「部長のアホみたいな発想だして下さいよ」っていうのは、褒め言葉です。
さぁ、来週は新業態が立ち上げで大変な時期でしのびないのですが、NY渡航します。
色々勉強、収穫して来ます。
色々な視点で見て来ます。
あぁ、俺以上に凄い視点の持ち主も同好するよね。
NYでピザ回しそうだよ。まぁまぁ。
少しの間、純豆腐と新業態が抜けてNYいきますが、いい話を持って帰れるように頑張ります。
更に視点を変えてきます。